IMMOBILIZ FAILUREの直し方 その2
バッテリーケーブルを外してほしい、とロードサービスに頼むと少し躊躇していた。
「一回電源を切って車のコンピュータを再起動すれば直ると思うんですよねー。」
とダメ押してみると、
「やってみましょうか」と同意してもらった。
バッテリーケーブルを外し、メモリーが消えるまで5分ほど待ってから、もう一度バッテリーをつなぐ。
キーを差し込むとメーター類は正常に点灯した。
念のためクラッチを思いっきり踏み込みながらキーを回すと
「ブォーン」という音とともにエンジンはかかった。
まさに「息を吹き返す」という表現がぴったりだった。
とりあえず車に異常はなさそうなのでロードサービスには引き取ってもらい、
30分ほどアイドリングをしてバッテリーに蓄電した後、家路についた。
「いったん電源を切って再始動」というフェラーリの最強修理方法は、同じフィアット系列のアルファロメオにもばっちりとあてはまった。
ありがとう、清水草一。
注意
バッテリーを外した場合、走行距離はそのまま残っていますが、
クルマのコンピューターのチューニングやナビの登録情報などはすべて消えてしまいますのでご注意ください。